避妊Contraception
コンドームを使用しても4人に1人は妊娠します。
コンドームだけでは避妊率は75%しかありません。よって4人に1人は避妊に失敗するということです。ピルの避妊率は飲み忘れがなければ、ほぼ100%に近い効果がありますが、それでも妊娠する可能性が0%というわけではありません。学生だったり、仕事に打ち込みたい時期だったり、まだ妊娠・出産の準備ができないうちは、性感染症の予防にもなりますから、コンドームとピルとの併用がおすすめです。
望まない妊娠や人工中絶手術で心と身体に負担がかかるのは女性です。自分の身体は自分で守れるよう、正しい避妊を心がけましょう。
避妊用低用量ピル
ピルとは
女性ホルモンを含んだ経口避妊薬で、錠剤を飲んで避妊します。ピルを飲むと排卵が抑えられ、受精卵も着床しにくい状態になり妊娠を防ぎます。今から約50年前にアメリカで発売され、今では世界で約1億人の女性が使用している避妊薬です。日本で発売されてから10年以上が経過しましたが、他国に比べるとまだまだ服用している女性が少ないのが現状です。
ピルは避妊の効果だけでなく、生理痛の軽減や貧血の改善などにも効果がありますから、日本でももっと身近に上手に活用する女性が増えてほしいと思っています。
あおば通りかずみクリニックの取り扱いピル
ピルの服用にあたり
ピルの服用を希望される方に必要な検査があります。継続的に服用される場合、年に1度は下記の検査を受けていただきます。
- 子宮がん検診
- 子宮のエコー検査
- ピルの服用法
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- きちんとした出血のある月経2~4日目から1日1回1錠を毎日服用してください。
- 服用は朝でも夜でもOKですが、飲み忘れを防止するためにも同じ時間に服用する習慣をつけることをおすすめします。
- 飲み忘れた場合は翌日に前日の飲み忘れ分を合わせて2錠服用してください。
- 2日以上連続して飲み忘れた場合は避妊の保証はできませんので、ピルの服用を中止してコンドーム等の避妊をしてください。
料金
- 1ヶ月分(1シート28錠タイプ)
・トリキュラー28 3,410円/税込
・マーベロン28 3,740円/税込
注意事項
低用量ピルの副作用に血栓症があります。これは、血液検査で予知できるものではありません。
血栓症が起きている時以外に血液検査をしても、医学的に意味はありません。その為、当院では定期的な
血栓症の血液検査は行っておりません。年1回の子宮がん検診とエコーのみになっています。
予約・来院について
初回の処方には診察が必要となります。初回は診察のご予約をお取りください。
トリキュラー・マーベロンをお飲みの方の年1回の定期検診迄は、診察なしでお薬をお渡しできますが、事前に電話で受け取りにいらっしゃる時間と必要なシート数をお伝えください。
※急な診療時間の変更や休診がある場合がございますので必ず来院前のご確認をお願いいたします。
平日は16:30/土曜日は15:00迄にご来院ください。
ピルQ&A
- 飲んだ日から避妊できますか?
- 5日目から避妊効果があると言われていますが、念の為1シート終了するまではコンドームと併用してください。
- 飲み忘れたらどうしたらいいですか?
- 1日だけなら次の日2錠内服でOKですが、2日以上忘れた場合、不正出血してくるので1度中止し、新しいシートから飲み始めてください。
- ピルを飲むと生理がこないってことですか?
- 量は普通の生理より少なく、短期間で終わりますが、一応出血はあります。ピル内服中の出血は正しくは「消退出血」といいます。
- 副作用はありますか?
- 一番怖いのは血栓症です。タバコを吸う方、肥満、40歳以上の方などは注意が必要です。
- ピルを飲むと太りますか?
- 今のピルは低用量なので太る事はないと言われています。
- 将来、子供がほしくなった時にできにくくなったりしませんか?
- ピルを中止すれば6か月以内に正常な排卵が戻ってきます。ただ、月経不順でピルを飲み始めた方はピルを中止すると月経不順に戻る事が多いです。