「最近、頭頂部が薄くなってきた」「髪の毛がよく抜けるようになった」など、抜け毛に悩む女性が増えています。しかし、抜け毛の相談を何科でするべきか分からない方も多いでしょう。本記事では、抜け毛でお悩みの女性の方に向けて、適切な診療科の選び方や、抜け毛の種類・原因について解説します。1人で悩まず、適切に治療ができるよう病院の選び方や受診の目安をお伝えいたします。
抜け毛でお悩みの女性は、皮膚科や内科に相談しましょう。また、薄毛や抜け毛専門のクリニックも選択肢のひとつです。抜け毛といえば男性の悩みというイメージがあるかもしれませんが、女性でも抜け毛に悩まされる方は少なくありません。なかなか周りに相談ができず、何科を受診すればよいか分からず病院に行けない人もいるでしょう。
抜け毛が気になり始めたら、皮膚科や内科、専門クリニックへの相談が一般的です。抜け毛の原因は一つだけではありません。皮膚の炎症によるものやストレスによるものなど、人によって異なります。男性医師に抜け毛の相談をするのが恥ずかしいという方は、女性医師がいる病院や婦人科のあるクリニックでの相談がおすすめです。
あおば通りかずみクリニックには、内科と婦人科があります。女性の医師やスタッフが多く在籍しているため、相談しやすい環境が整っています。抜け毛でお悩みの女性で、なかなか他人に相談するのもためらわれるという方は、婦人科があり親身に悩みを聞いてくれるクリニック選びがおすすめです。
では、どの程度の抜け毛で病院を受診すれば良いのでしょうか?
抜け毛が気になるとき、病院で治療を受ける方もいれば、市販の育毛剤を使用してセルフケアを行う方もいます。しかし、根本的な改善を目指すのであれば、まずは一度病院で診察を受けることをおすすめします。女性の抜け毛の種類は一つだけではありません。複数の種類があり、原因もそれぞれ異なります。効果的な対策や治療方法にも違いがあると考えられます。
そのため、原因が分からないまま市販の育毛剤を使っても、効果が得られなかったり、かえって症状を悪化させてしまうことがあります。適切な治療を受けるためにも、まずは医療機関で原因を特定することが重要です。
また、抜け毛がひどいのか一般的な量なのか判断できずに、病院での受診をためらっている方もいるでしょう。一般的に健康な人の髪の毛は、1日に50~100本ほど抜けます。そのため、毎日100本以上抜け続けている場合は、頭皮に何らかのトラブルが発生していると考えられるでしょう。抜け毛の量を確認する方法として、排水溝にネットをつけておくことをおすすめします。シャンプーのときに抜け毛の量を確認しやすくなります。
抜け毛の量だけではなく、頭皮に赤みや腫れ、かゆみなどがあり、フケが大量に発生しているといった頭皮トラブルも起こっている場合は、すみやかに病院で受診することをおすすめします。
ここでは、女性に発生しやすい抜け毛の種類と原因を紹介します。女性でも起きる可能性がある抜け毛には、びまん性脱毛症、脂漏性脱毛症、粃糠性脱毛症、けん引性脱毛症、円形脱毛症などがあります。それぞれの特徴と原因を把握し、効果的な治療を行いましょう。
びまん性脱毛症とは、髪全体のボリュームが減ってしまう脱毛症です。女性の脱毛症の中では、最も発生しやすいといわれています。発症する原因は様々あり、20代から発症するケースもあります。「びまん」とは一面に広がるという意味です。びまん性脱毛症は、ダイエットやストレス、不規則な生活などが原因で発症します。原因が、一つではなく複数ある点も特徴的です。
一般的には、40代後半以降に女性ホルモンが減少することで引き起こされるといわれています。ホルモンバランスの崩れによって自律神経が乱れ、抜け毛が目立つようになるのです。血行不良や栄養不足によって、健康な髪の毛の成長を阻害してしまい細くなってしまうこともあります。生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整えて体の中から見直しをすることが大切です。
脂漏性脱毛症とは、脂漏性皮膚炎によって引き起こされる脱毛症です。皮脂の過剰分泌が原因で頭皮がベタついてしまうと、ニキビや炎症湿疹などが発生しやすくなります。頭皮環境が悪化すると脂漏性脱毛症が発症し、抜け毛が増えてしまうのです。脂漏性脱毛症は、思春期以降に現れることが多い脱毛症です。
脂漏性脱毛症の原因には、ホルモンバランスの乱れや髪の洗いすぎ、さらにカビが関係している場合もあります。マラセチアと呼ばれる常在菌が皮脂や汗を餌にして増えることで炎症が発生します。
脂漏性脱毛症の原因の一つとして、生活習慣の乱れが挙げられます。揚げ物や脂身の多い肉などの脂っこい食事を好む人は、脂質を多く取りすぎてしまい、脂漏性脱毛症になる可能性が高まるでしょう。また、睡眠時間が短いと睡眠の質が悪くなり、ホルモンバランスの乱れや成長ホルモンの分泌阻害などが発生し、頭皮の健康状態が悪化してしまう可能性があります。脂漏性脱毛症は、放っておいて治る疾患ではありません。頭皮のトラブルや薄毛が気になり始めたら早めに病院を受診しましょう。
粃糠性脱毛症は、乾燥した細かいフケが大量に発生し、フケが毛穴を塞ぐことで常在菌が繁殖。その影響で毛穴が炎症してしまう疾患です。毛穴が炎症すると髪の成長が阻害されてしまい、結果的に抜け毛が増えて頭皮全体が薄くなってしまいます。乾いたフケが発生する原因としては、洗浄力の強いシャンプーを使っている、洗い残しがある、頭皮に合わない整髪料を使っているなどが挙げられます。
また、頭皮を清潔に保とうと髪の毛を洗いすぎてしまうと、必要な皮脂まで流れてしまうのです。様々な要因で頭皮の環境が悪化すると、正常なターンオーバーが行われなくなってしまいます。健康な頭皮や角質までもが剝がれてしまい、フケが発生しやすくなるでしょう。粃糠性脱毛症は、ひどくなると頭皮にかさぶたができたり、頭皮が熱をもったりします。フケやかゆみがひどい場合は、早めに病院を受診しましょう。
けん引性脱毛症とは、髪が引っ張られて抜け落ちたり、血行不良によって髪の毛の成長が妨げられてしまったりする脱毛症です。けん引性脱毛症は、ウイルスや細菌、ホルモンなどは関係ありません。放置していても進行する心配はありませんが、髪に負担をかける習慣を改善しない限り、抜け毛が続いてしまうでしょう。
髪の毛を後ろでひとつにまとめるポニーテールは、強く髪を結ぶため頭皮が引っ張られてしまいます。長時間そのままの状態でいると、頭皮の血行が悪くなる可能性があります。血行が悪くなると、栄養供給が不足して、抜け毛が増える原因となってしまうのです。エクステも同じように髪を強く引っ張ってしまうため注意が必要です。けん引性脱毛症は、髪を引っ張る原因を取り除けば改善が期待できます。
円形脱毛症とは、その名の通り円形や楕円形に髪の毛が抜けてしまう脱毛症です。抜け毛は、複数の箇所で起こる可能性もあります。変形脱毛症が起こる原因としては、様々な理由が考えられます。
代表的な原因としては自己免疫疾患があります。通常、体の免疫機能は体外から侵入してきた異物を攻撃し、体を守るために働きます。しかし、何らかの原因で免疫機能が誤作動を起こし、自分の体を異物と勘違いして攻撃してしまうことがあります。何らかの原因で毛根が異物とみなされて攻撃されると髪の毛が一気に抜け落ちてしまうのです。
そのほかにも、アトピー素因や遺伝的要素も円形脱毛症の原因となる要素の一つといわれています。円形脱毛症と疑われる症状が発症したら、まずは医療機関に相談しましょう。治療方法は、局所免疫療法、ステロイドの注射、ステロイドの外用などです。どの治療方法があっているかを自分で判断するのは難しいため、病院を受診し治療方法を相談しましょう。
女性でも抜け毛が発生することはあり、脱毛症の種類や原因は様々です。抜け毛が激しい、脱毛症のような症状がみられるなどで心配な方は、早めに病院で相談しましょう。男性医師に相談しにくい場合は、婦人科のあるクリニックがおすすめです。あおば通りかずみクリニックには、内科と婦人科があるため、女性の方でも相談しやすい環境が整っています。
個別の症状に合わせたカウンセリングを行い、最も適した治療計画、治療方法をご案いたしますので、抜け毛にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
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